2012年4月29日日曜日

GW中の営業のお知らせ

Bull's eye はゴールデンウイーク中も月曜定休です。

月曜以外は通常通り営業いたしております。

皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちいたしております。

店主

2012年4月27日金曜日

パワービジョン(追記)&スクリーミンスーパーチューナー

先日の補正マップ製作の件について、お問い合わせがありましたので、

追記しておきます。

当店では、オートチューナーによるマップ製作時に、ご要望があれば

3つのマップを製作しております。

※追記:2012年10月よりシャーシダイナモ稼動につき、シャーシダイナモでマップ製作です。

1つ目は当店オリジナルマップです。シャーシダイナモにて綺麗にそろったベースマップです。

          Bull's Ver.STDです。

2つ目はBull's Ver.LSというマップで、アイドリングをもう少し落ち着いた感じ

(ドドドドドドド・・・をドドッ、ドドッな感じ)に変更し、さらに街乗りに良く使う、

1250~2500回転くらいまでを、もう少しゆったりと(大げさに言うとハーレーらしい

鼓動感のある感じ)にあえて仕上げてあります。


そして3つ目は、TNPバージョン。低燃費です。これは必要な時もありますよね。


これらの仕様を作製した目的は、あくまで、燃料や点火マップの違いによる

走りの違いを実感していただく為の物で、お客様の側で使い分けていただければと思います。

これができるのがパワービジョンの利点でもあると思います。



サンダーマックスではこのうちのどれかをお客様に選んでいただき、

一つを作製して補正しております。

※追記2013年1月現在、シャーシダイナモならでは可能な、

この3つのマップをミックスした、スペシャルバージョンです。

低回転乗りやすくて若干ドコドコした感じ、中間域(高速道路等)燃費良く、

高回転フルパワー。


それからスクリーミンスーパーチューナーですが、これにもスマートチューンという

オートチューン機能は備わっていますが、当店の燃料マップでは

純正O2センサーの測定範囲外になってしまいますので、

シャシダイが入るまでは補正の無いマップです。

ですので、スーパーチューナーの較正クイックシンクというソフトで作ったデータを元に

当店で蓄積した様々なデータを組み合わせた、いわば仮想マップです。

※追記:こちらも2013年1月現在、シャーシダイナモにてセッティング、スペシャルマップです。

スーパーチューナー本体価格は65000円で販売しております。(為替変動有り)


ちなみにもうひとつ、

ハーレーは燃料噴射量算出をMAPセンサーのデータ(負圧)等を元に行なう

「Dジェトロ」という方式で、

自動車に良く使われているエアフロメーターを使った 「Lジェトロ方式」 ではありません。

エアフロメータ(吸入空気量測定器)には熱線式やフラップ式などがあり非常に正確に

空気量が測定できるので、それに合わせて燃料を増減すれば良いのですが、

Dジェトロは定数×負圧(MAP)×体積効率(VE)÷吸気温度×要求空燃比

という非常に複雑な計算方法で、補正が必要なのはVEの部分です。

VEがずれていると必然的に要求空燃比と実際の空燃比にずれが生じます。

ですので当店では、現車にて補正を行なう必要があります、と言っています。


そして最後にオープンループとクローズドループについて。

O2センサーを使用して、実際の空燃比と要求空燃比のズレを補正している物を「クローズドループ。」

(純正O2&純正マップ、フルコン&ワイドバンドO2など)



O2センサーを使用しないもしくは付いていても測定範囲外になってしまっている物を「オープンループ。」

(スクリーミンやPVで純正O2の測定範囲外に空燃比を設定しているもの)

(もちろん空燃比を純正O2の測定範囲に設定していればクローズドループにもできます)

といいます。

ということはクローズドループの方は急な気温や気圧などの変化に、半自動的に対応可能です。

一方決められた燃料噴射量のみのオープンループでは急な気温、気圧の変化に対応できない

恐れがあります。ですので、パワービジョンの中に高い気温や、高い気圧などに対応した

マップを作製して入れておけば、即座に対応できる、というわけです。

以上


2012年4月24日火曜日

パワービジョン

JOINTSにて、やはりお問い合わせが多かったのがインジェクション関連。

中でも今回多かったのは「ダイノジェット パワービジョン」

基本的に、ツインテック、サンダーマックスのような「フルコン」には

ワイドバンドO2センサー(通称AFセンサー=燃料を大幅に増量しても、読み取りが可能)が、

キットに含まれておりますので、エアクリやマフラーの違いなどによる

個々の車両に合わせた補正が可能です。

(AFセンサーとは、排気ガス中の酸素濃度を瞬時に測定するセンサーで、

その測定結果により、こちらが指定した空燃比と実際の空燃比に誤差がないかを調べ、

誤差があればECMで補正した燃料噴射量に変更するために必要なセンサー)



対して、パワービジョンやスクリーミンST等のフラッシュメモリーディバイスは

純正のECMを書き換え、純正のO2センサーを使用するため、燃料を大幅に

増量してしまうと、空燃比が測定できません。

O2センサーはAFセンサーと違い、理論空燃比14.7:1より濃いか薄いかを

判断しているだけで、実際の空燃比は測定できないのです。

すなわち、個体差に合わせた補正をする機能が備わってはいないということです。

ただ、当店取り扱いの埼玉県「SHAFT」さんが販売元の日本仕様正規品は

SHAFTさんにてリターダー装置付きのシャシダイで実走行に非常に近い燃料マップを

作製して入れてありますので、大幅な補正は必要有りません。

しかし、それでも中には部分的に補正が必要な車体や、

ユーザー様側で補正してほしいといったご要望もあると思います。


では、どうすればよいか。


その① 該当車両をシャシダイに持ち込み

現時点ではこちらが最良の方法と思います。

当店でも受付しております。ただしお時間と費用がとてもかかってしまいます。

(↓ 前回SHAFTさんに持ち込んだ時の様子)










その② パワービジョン オートチューナーキットを使用

これはダイノジェットからパワービジョン専用に販売されている、

ワイドバンドAFセンサー付き補正キットです。

現時点では当店にはシャシダイがないため、こちらを使用しております。




いったんマフラーにワイドバンドAFセンサーを取り付け。(年式により加工必要)

上側の大きなセンサーがワイドバンドAFセンサー

下の小さいのが純正ナローバンドO2センサー



本体もいったん取り付けをし、そして走行。データを蓄積します。



そして帰ってきたら、走行データをパソコンに落とし

必要なところを補正。

この作業を数回繰り返し、補正箇所が少なくなれば、

オートチューナー(ワイドバンドAFセンサーも)を取り外して納車。

オートチューナーは別売りですが、お客様に購入していただく必要はございません。

お値段は通常のセットアップ&マップ製作 ¥40,000-  に対し、1万円アップの

¥50,000-です。

ただし、あくまで実走行ですので、当店の試運転コースで試運転できる範囲の補正になります。

高速走行や法廷速度以上のセッティングはできかねますことをご了承ください。

JOINTS 2012

JOINTSにご来場の皆様、誠にありがとうございました!

当日は雨にもかかわらず、たくさんのお客様に

ご来場いただき、我々出展者もたいへん感謝をいたしております。

また、たくさんの方々にブースにてお声をかけていただき、

本当に有意義な一日が過ごせました。

関係者の皆様もお疲れ様でした!





2012年4月19日木曜日

JOINTS

4月22日(日)は名古屋JOINTSに出展いたしますので、

21日(搬入)22日と、お店はお休みになります。

ご了承くださいませ。

Bull’s eye 店主

イベント詳細 → JOINTS 2012