2015年1月18日日曜日

お知らせ(再)

1/20(火)~1/30(金)まで、

ワタクシ店主のみですが、アメリカ DYNOJET本社へ出張いたします。

出張中もお店は営業いたしておりますが、

インジェクション関連の詳しい説明や、お見積もりなどができませんので、ご了承ください。


ちなみに今回の出張の目的は、

@新型のシャーシダイナモのレクチャー

@ターボ、スーパーチャージャー、ハイカム等々のセッティングに関するアドバンス講習

@パワービジョン等の新機能について

@新型車両の相違点、セッティングに関する変更点など

etc...

のような感じです。


今回は10日間と少々長く、お客様にはたいへんご迷惑をおかけいたしますが、

インジェクションセッティングに関して、更なる進歩のため、ハーレーの未来のため、

そしてなにより、お客様に安心してセッティングをご依頼いただけるよう、

大切な一歩だと思っております。

何卒ご理解、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。


Bull's eye 店主 尾羽 厚一郎

2015年1月8日木曜日

去年もBonnevilleへ 7

さて、いよいよラスト走行。

トラブルを回避し、復路に挑みます。


往路の記録が168.316mph。

復路、同じかそれ以上の記録がほしいところです。

一瞬にして豆粒のように見えなくなります。

(右端の白い柱の上1/3くらいのところ、分かりますでしょうか?)


そして、復路の結果・・・

173.670mph!!!

記録更新です!!!

この記録により、水谷氏自己最高記録、AMAレコードともに更新です!

私は、あくまで一スタッフとして、お手伝いをさせていただいている身ではございますが、

このときは本当に嬉しかったです。

昨年もサポートさせていただき、結果が出なかった悔しさもあり、

ほんとに良かったです(水谷氏の比ではないと思いますが・・・)





さて、記録の出たマシンは、クラス分けされている排気量の確認があるため、

エンジンを開け、オフィシャルに計測してもらう必要があります。

テントを設置し、


 皆で手分けしてヘッドを外します。


外れたところで、

オフィシャルの方に、

ボアと

ストロークを計測。

無事、合格。記録確定です!


これで、[Bonneville Motorcycle Speed Trials 2014]

ひとまず終了、水谷氏、深見さん、テル君、お疲れ様でした!


記録
往路 168.316mph
復路 173.670mph
平均速度 170.993mph
AMA National Champion!





2015年1月7日水曜日

去年もBonnevilleへ 6

当ブログをご覧の皆様、新年あけましておめでとうございます。

本年も Bull's Blog ならびに Bull's eye を宜しくお願い致します。

今年もBonnevilleへシリーズも、年が明けてしまったので、

去年もBonnevilleへになってしまいました・・・。





さて翌日、夜明け前に出発。

路面のコンディションは決してベストではないようですが、

レースは再開。

できるだけ早い時間に走行できるよう、準備します。


水が無くなっています!




 早々とスタートラインに並びます。


日が昇ってきました。いよいよです!


コースイン開始!

路面の状態もまずまずではないでしょうか。


 スタート地点、レーサーを降ろし、
暖気を済ませ、待機です。
このとき、ワタクシいつに無く期待と不安で少々ドキドキ。
(走るのはワタクシではないのですが・・・。)





出走前に。

本日1番目のライダー出走。
甲高いエクゾーストが遠くから聞こえますので、
路面の状況は悪くないはずです。


さて、いよいよです!


スプロケット変更、セッティング煮詰め、エアボックス加工、
結果はいかに・・・!




スタート!!!


 若干の向かい風ですが風速はそれほど無いようです。



順調なシフトアップで塩の彼方に消えていく水谷氏とレーサー。
独特の野太いエクゾーストだけが遠くから聞こえます。
カーラジオに聞き耳を立て、緊張したままゴール地点へ向かいます・・・。





結果は・・・。


168.316mph!



前回の往路で出た170mphには届かなかったものの
向かい風での記録。
復路はかなり期待できます。


オフィシャルの迎えを待ち、インパウンドに一度戻ってから復路です。

さて所定の手続きを済ませ、いざ復路へ!

スタートの順番を待ちます。


が、!ここでアクシデント発生!


そろそろ順番なのでエンジンを暖気しておこうと、

いつものようにスターターを押しましたが・・・

いきなりの電圧低下!!

エンジンは始動せず、みるみるスターターは勢いをなくしていきます。

もはやコレまでか・・・



いや・・・あきらめるのはまだ早いです。

ジャンプケーブルがあれば、バンのバッテリーにつなぎ始動できるかもしれません。

しかしスタートまでに制限時間があります。

なんとか身近にないものか・・・

水谷氏がジェーンさんにtel・・・どうやらキッドさんがケーブルを持っているみたいです。

大急ぎでジェーンさんの元へ向かいます。

すると・・・心配してくれたジェーンさんがケーブルとバッテリーを車に積んで、

こちらへ向かってきてくれていました。キッドさん、ジェーンさんありがとう!!

中間地点で受け取り、急いで戻ります。

ケーブルをつなぎ、しばし待ちます・・・

緊張の一瞬。スターターを押します・・・

スターターが回っている時間がものすごく長く感じましたが・・・

レーサーが息を吹き返しました!!!

イケル!復路スタートです!!


つづく