さてO2センサーボスの加工が終わったら、マフラーを車体に戻します。
画像は今回O2センサーボスを新設した04TC88です。
リヤは狭いので絶妙な位置に取り付けをしなければなりません。
次に先ほどバタフライのアライメント調整で緩めたスロットルストッパースクリューを
車種(エンジンの種類)や、 設定するアイドリング回転数ごとに決められた規定値まで
締め込みます。しかしこれはあくまで参考値で、後にエンジンを始動→暖気完了後に
モニターを確認し、IACの数値がジャパンバージョンの規定値内に収まらなければ
規定値内になるまで何度でも再調整します。
そしてココでやっとパソコンと接続し、各設定に入ります。
まずはTPS(スロットルポジションセンサー)Vの調整、TPS %の確認です。
下:モニターを見ながら 上:TPSのボルトを緩め規定値に入るようTPS本体を動かし合わせます。
が、動かせる範囲が決まっているため、規定値に入らない場合がほとんどです。
そのような場合はTPS本体のボルト穴を長穴加工し、
規定電圧内に入るまで動かせるようにしなければなりません。
そして、TPS Vの調整ができたら、TPS %を確認して、次に進みますが、
先ほど説明した、エンジン暖気後のIAC数値が規定値に入らない場合ストッパースクリューを
再調整とありましたが、ストッパースクリューの位置が変われば、当然TPSの初期位置も変わります
ので、TPS Vも再調整と言うことになります。
このような細かい調整を、各部分が規定値に収まるまで何度でも行い、個体差のあるエンジンや
様々な吸気、排気に対して、少しでもベストな状態に近づけるようにするのが、
ジャパンバージョンです。
もう少しつづく。
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