ココまできたら、エアクリーナーを車体に戻します。
そして、リンクしたTCFIⅢのバージョンの確認やアイドリング回転数の設定、
スピードメーターキャリブレーションやレブリミットの確認、等々細かく点検し、
設定に変更があった場合は、TCFIⅢにアップロードします。
これで、いよいよエンジン始動です。
まずはエンジンを始動し、リアルタイムモニターで様々な数値を確認します。
特に初期値に大幅な調整が必要無ければ、このまま暖気をし、アイドルチューニングに入ります。
アイドルチューニングとは、先ほど説明にもありました、IAC数値の調整です。
暖気をしている最中の数値、完全暖気完了後の数値ともにチェックし、範囲内に無ければ
アイドルストッパースクリューの調整とTPS Vの調整です。
スクリューは微調整でかなり数値が動いてしまうことが多いため、
慎重にセットアップをしていきます。
ここで、非常に手間のかかる部分として、ほぼ全てのエアクリーナーにおいて、
エアクリーナー本体を取り外さなければ、アイドルストッパースクリューの調整ができない
という構造になっているところです。
もちろんエアクリーナーを外しておけば簡単なのですが、
外した状態では数値が変わってしまい、その増減幅がエアクリーナーの種類によって違うので、
あらかじめ増減しておくことが難しいのです。
IACの調整ができましたら、次はアイドリング燃料マップの確認調整に入ります。
あとちょっとつづく
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