2012年10月11日木曜日

シャーシダイナモ

シャーシダイナモ稼動開始いたしました。





当店のシャーシダイナモは 「DYNOJET 250i」という機種で、

電磁コイルによる負荷装置(リターダ)付です。



なぜ負荷装置が必要だったかと申しますと、



シャーシダイナモには皆、駆動するタイヤによって回されるローラー(ドラム)があるのですが、

負荷が無いと、回り始めたローラーの抵抗はどんどん減っていってしまい、

測定できる空燃比が一定の範囲に限られてしまうのです。



そこへ、ローラーに抵抗をかけるのが負荷装置です。



やはりセッティングに関してはこの負荷装置が必要不可欠で、

その負荷装置と連動したロードコントロール機能を使うことにより、

実際にバイクを走らせたときに起きる、

様々な状況と同じような状態を作り上げることができます。



特にハーレーに関してはシフトを早めに上げつつ

アクセルを多めに開けて、「ドコドコドコドコッ・・・」

と走るのが気持ち良い、という方も多いと思います。


これも負荷装置がないとシャーシダイナモの上ではなかなか実現できない状態だと思います。


あとは、サーキット走行のような速度域、全開域。


負荷装置付のシャシダイなら、そのような状況を何度でも繰り返して測定することも、

気になる箇所をピンポイントで測定することも可能なので、

より正確に空燃比の測定ができるのです。





当店が今まで行ってきた、実走行によるログ取りでセッティングをすることは

もちろん可能ですし、実際に現車を走らせて測定するのですから、

実走行に勝る方法は無いとは思うのですが、全車、高速道路を走らせることは

お店側にもお客様側にも負担になりますし、

MAP(負圧)80や90以上となると一般道では現実的に難しいのが現状です。


一般道でログを取るための無理なアクセルワークはそれなりにリスクも伴います。


大切なお客様の車両ですし、何より、プロである以上、

プロ用の道具を使わなくては(使いこなさなくては)ならないのではないか、

そしてそれがお客様のために、一番良いのではないかと。



そう思い、導入に至りました。





ただ、あくまで正確に空燃比を測定する理由は、 ”理想とする空燃比” と、

”実際に測定した空燃比” のずれを修正することが目的で、



一番大切なのは、  ””理想とする空燃比””  をどこに設定するか!です。






パワービジョン正規品、スクリーミンST、ツインテックJV、サンダーマックスその他

取り付け、設定、そして中部地方のハーレーショップでは初となる

リターダー付シャーシダイナモを使用しての肝心のセッティング、お任せください。

お待ちいたしております!


                          Bull's eye 代表 尾羽 厚一郎




※設置、設備に関して、ご協力いただいた皆様、

そして、シャーシダイナモに関して大切なノウハウを伝授、ご指導いただきました、

株式会社 SHAFT 栗原様、ナオミ様、本当にありがとうございました。


これからも日々精進してまいります。

引き続き、ご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願いいたします。 






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